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笠間日動美術館のご協力をいただき、二人の天才画家を一堂にご紹介します。
黒田清輝らに師事し大正・昭和と活躍をした近代洋画界の巨匠・金山平三は、1883年神戸に生まれ、「自然と人間の営みを包含する風景」を描き続けた孤高の画家です。様々な美術思潮に惑わされることなく中央画壇とは一線を画し、自らの心を捉える風景を求め日本各地を旅しました。特に秋田、山形、そして青森・十和田湖など雪国の素朴な田園風景を愛し、清透で格調高い作品で“雪の金山平三”とも称されました。
一方で、1928年金沢に生まれ、晩年アトリエを神戸に構えた鴨居玲は、作品すべてが「自己投影の自画像」ともいわれるほど、絵を見る我々が苦しくなるほどの情熱で「人間」を描き続けました。酔っぱらい、廃兵、そして自画像と、1985年に57歳の若さでこの世を去るまでのわずか40年足らずの短い画業でしたが、見る者を惹きつけずにはいられない独特の存在感ある画風を確立、常に自己の内面と向き合い、苦悩しながらも数々の作品を描き続けた現代洋画界の鬼才です。
そんな時代も描く対象も異なる二人に共通するもの。それは、「描く」ということに真摯に対峙し、「描く」ということに生き、そして、自分らしさを否定することなく生きようとしたこと。であるからこそ、表された作品は今もなお褪せることなく光を放ち、見る者に深い感銘を与え続けています。
未曾有の「東日本大震災」から1年。私たち雪国の冬は厳しいものですが、しかし、モノクロームの世界に表れる束の間の青い空、日差しを受けて煌めく白銀、清冽な空気感に、我々は「美」を体感し、待ち望んだ「春」が必ず訪れることを知っています。それは、耐え忍んだ時間の長さと重さ以上に、力強くも逞しい北国の「春」なのです。1周忌の春を迎えるにあたり、なおも避難生活を余儀なくされている方々、心の傷が癒えないままの方々も多いことでしょう。また、混迷の現代社会を生きていく上で避けることのできない自然・社会・人間といった様々な関わり合いの中で、内面の重荷を背負って苦悩の日々を過ごしておられる方々も多いのではないでしょうか。
本展を、厳しい北国の冬を乗り越え今まさに「春」を迎えようとしているみちのくの皆様、そして、心に重荷を背負って「今を生きる」多くの方々に捧げます。
指標を見失いがちな現世において今を生きる皆様に、二人の天才画家の作品から、これからの人生を歩んでいく上での手掛かり、ヒントを感じ取っていただけたなら、望外の幸いに存じます。
| 会 期 | 平成24年4月28日(土)〜平成24年6月24日(日) 休館日/毎週月曜日 ※但し、4月30日は開館 |
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| 入館時間 | 午前10時から午後5時30分(閉館は午後6時) | ||||||
| 会 場 | 七戸町立鷹山宇一記念美術館 絵画室1・2・3 | ||||||
| 入 館 料 |
*( )内は前売券、20名様以上の団体、JAF会員、 県民カレッジ受講者割引料金 *前売券は4月27日迄美術館窓口及び下記にてお求めいただけます。 ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、サークルKサンクス各店 JTB商品番号0231737 *常設展観覧料を含みます |
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| 主 催 | 公益財団法人鷹山宇一記念美術振興会 | ||||||
| 共 催 | 青森放送株式会社 | ||||||
| 後 援 | 青森県、青森県教育委員会、青い森鉄道株式会社、七戸町、 七戸町教育委員会、七戸町文化協会、七戸町観光協会、 東奥日報社、 デーリー東北新聞社、陸奥新報社 |
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| 協 力 | 株式会社七戸物産協会、鷹山宇一記念美術館友の会 | ||||||
| 特別協力 | 公益財団法人日動美術財団 |

